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凱旋門賞 日本馬惨敗を見て思うこと

 さる10月6日、フランスはシャンティ競馬場にて行われた凱旋門賞。

 今年は日本から3頭が参戦。日本国内においては十分な実績のある実力馬でしたが。

 

 3頭揃って大惨敗。

 

 聞くところによると、日本はロバでも連れてきたのか? と現地の人に嘲笑されたそうな。

 最下位フィエールマンなどは少なくとも45馬身以上離されて負けているのだから、ぐうの音も出ませんが。

 日本馬最先着だったキセキで20馬身以上。ブービーだったブラストワンピースが30馬身以上の大敗です。

 

 日本国内ではGⅠだって勝ったことのある馬たちがどうしてここまで負けるのか? 日本の凱旋門賞優勝馬はまだいませんが、惜しい2着や3着はありました。いつか勝てるだろうと思わせてくれたそのときから、どうしてここまでの大敗を喫することになったのか?

 関係者じゃないし、こんなところでネットで物申すマンをやったところで、日本馬が海外で大活躍するようになるわけじゃないんですが、やはりいち競馬ファンとして、日本馬が海外でも強いというところを見たいので、考えたことを書いていきたいと思います。

 

 ※あくまで個人的見解です。

 

・馬場適性について

 一番言われるのはこれですね。間違いない事実でしょうし、一番の課題であり問題だと思います。

 硬い日本の野芝に対し、欧州の柔らかい洋芝。そして草丈も全然違う。”脚にまとわりつくような”長さであるとか。

 この芝に脚をとられ、おそらくは砂浜で走るのにとんでもない体力を要するように、日本馬たちは体力を奪われ、負けてしまうわけです。

 

 これを対策するにはどうするか!?

 

 実現性とか抜きにして、おそらく効果あるだろうことを考えると……。

 

  • 日本の競馬場の芝を欧州仕様にする
  • 育成場やトレセンで欧州仕様の芝コースをつくる
  • レース前、なるべく長期に渡って現地の芝で調教する
  • がっつり欧州血統で馬産する

 こんなところでしょうか。

 ひとつずつ見ていきましょう。

 

・日本の競馬場の芝を欧州仕様にする

 昨今の日本競馬の芝コースはとにかく時計が速く、つい数日前も2歳戦のマイルで1分32秒7というレコードタイムを記録。(参考に、1990年、29年前ですね、あのオグリキャップが安田記念で1分32秒4のコースレコード。そのときの2着ヤエノムテキが1分32秒7で同タイム。現在東京芝1600mのレコードはノームコアの1分30秒5。1秒6馬身で換算したとき、タイムだけの比較ならノームコアはオグリキャップを12馬身以上離したことに)

 なんでこんなに速くなってるのか? 平成のアイドルホース、オグリキャップより12馬身分速い4歳牝馬を作り出すことに、近年の競馬界が成功しているのか?

 そんなわけなくて、ほとんどが馬場の改良。そう、改良、によるものであるといえます。

 日本人気質というか、とにもかくにも過剰なサービスを提供する日本人。個人個人はそうでもないと思うんですが、団体になると徹底する日本人。

 冬でも芝が枯れないように管理し、馬が走りやすいように凸凹をなくす。開催中であってもそうでもなくても常に生育管理を怠らない。

 そういった努力の賜物が、こんにちの日本競馬の異常タイム(むしろ然るべき、正常なのかも)につながっています。

 

 ここで言っておきたいのは、JRAは、なにもタイムを速くするためにこういうことをしているのではないということ。馬券売り上げが最重要なJRAにとって、レコード連発高速決着=馬券売り上げアップ! であるならそうなんでしょうが、タイムアタックをやってるわけじゃないので、客の興味は1着馬はどれかであって、タイムじゃありません。

 コンクリ馬場なんて形容がありますが、その形容からは、タイムを速くすることに血眼になってそれこそロードローラーのようなもので馬場を踏み固める、というような想像しているんだろうなと思わされますが、タイムを速くするためだけに、故障確率が増大するリスクがあるようなことをするわけがないですね。JRAにとって、タイムが速くなるメリットより、故障馬が増えるデメリットが大きすぎます。故障馬続出で競走が成り立たないくらい馬の数が減りでもしたら、馬券売り上げどころじゃありません。

 

 だいぶ論点がずれましたが、これを前置きとすると、日本の競馬場の芝を欧州仕様にするということは、無理がありますね。コストの面からも無理なのはわかりきっていますが。

 日本の気候風土に合わせた芝を、馬が走りやすいように管理しているのに、わざわざ日本の気候風土に合わない芝を、馬が走りにくいようにすることは非合理的ですね。

 人によっては、それをガラパゴス馬場なんて呼びます。日本の馬だけが走りやすい、日本特有の馬場。

 しかしそれって、考えようによっては、どの国だってその国地域の馬場があるのだから、どの国だってガラパゴスだとも言えます。日本視点からすれば、欧州は時計がかかりすぎる重たい異常な馬場であると、言えないこともないです。(仮に競馬が日本発祥で、世界的に日本の競馬がナンバーワンで、凱旋門賞に相当するレースが日本にあったなら、欧州の競馬ファンは、自国の芝が重たすぎて日本馬に勝てないと嘆いていたでしょう)

 

 結局、結局馬場の問題ってお国柄地域柄による部分が大きいから、欧州で勝ちたいからって馬場そのものを欧州に寄せるってのは、自国の競馬を捨てるに等しいことだし、あらゆる面で非効率です。

 ていうか、凱旋門賞惨敗にかこつけて、高速馬場に対し的外れな批判をする輩が多いこと。

 

・育成場やトレセンに欧州仕様の芝コースをつくる

 費用対効果は極悪だと思いますが、競馬場の芝を替えちゃうよりは、実現可能な気もする。作るとしたら北海道ですかね。

 筆者がお金を出すわけじゃないのでただの空想話にはなりますが、欧州遠征を控えた馬用に、極力欧州の芝コースに似た馬場をつくり、遠征前にそこでじゅうぶんに乗り込んで、慣らせる。これは効果あると思います。

 

 個人的見解として、日本馬が一部を除いて欧州で結果が出せないのって、ひとくちに馬場適性とは言いますが、それって先天性じゃないと思うんですよね。日本の血統の馬でも、そういう馬場が当たり前になっている馬だったらこなせるはずです。

 馬は臆病で環境の変化にも敏感ですから、現地の乗り込みが少ないと、いくら馬に速力があっても、長い芝に戸惑うばかりで能力を発揮できるはずがありません。なるべく長い期間現地で乗り込みたいが、費用や慣れない土地に長居することのデメリットも考えられます。

 そこで、国内に欧州仕様の調教コースを作ってしまおうという考え。競馬場を改造するのとは違い、日本の競走馬全てではなく、遠征する馬だけを対象に特別な調教を行えるので(どちらかといえば)手軽です。

 

 日本で生まれて日本で調教して日本のレースを勝った馬で、凱旋門賞を勝ちたい! となれば、このくらいしないと、という気もするわけです。

 

・レース前、なるべく長期に渡って現地の芝で調教する

 上の項でも少し触れましたが、これは費用等のデメリットはあります。結果が出せればいいですが。結果が出なくても無駄とは言えないとも思いますが。

 実際にやったのはエルコンドルパサーですね。そして忘れるべからずは、シリウスシンボリ、スピードシンボリです。

 シリウスシンボリは特に2年もの長期に渡り海外に滞在し、14回も走りました。残念ながら1度も勝てませんでしたが、2着や3着はあったみたいです。

 スピードシンボリも海外勝利はなりませんでしたが、凱旋門賞では直線で10頭ほどをかわし、24頭中11着以下(当時は公式記録が10着までしか残らなかったそう)ということで、すごい嫌味になりますが、フィエールマンよりは走ってます多分。

 エルコンドルパサーは外国産馬でしたが、日本でデビューし、日本で連戦連勝。5歳時(現4歳)に、半年ほど欧州に滞在。計4走し、GⅠ1勝、GⅡ1勝のほか、凱旋門賞を含むGⅠ2着2回という、素晴らしい成績をおさめました。このエルコンドルパサーの活躍を契機に、日本馬の凱旋門賞挑戦への気運が高まりました。

 

 結果を残せたエルコンドルパサーですが、渡航してすぐの調教では、やはり現地の芝に苦戦し、軽い調教でもへとへとになっていたそうです。それが、繰り返し乗り込んでいくことで馬が順応し、体つきもかわり、好走につながったみたいです。

 エルコンドルパサーといえば顕彰馬でもあり、日本の歴史的名馬ですが、そんな彼でさえ、慣れない芝で走ることは大変だったわけです。上で述べたような、日本に欧州仕様の馬場を作るにしろ、早めに現地入りして調教するにしろ、慣らせる、というのが重要だなと思わされることです。

 

 今回、挑戦した3頭は、キセキは現地で前哨戦も使いましたが、現地入りしたのは凱旋門賞の1月半ほど前。そこから2走もするハードスケジュール。ブラストワンピースとフィエールマンに至ってはわずか半月ほど前に渡仏し、ぶっつけでレースに挑み、前途した歴史的大敗に終わりました。

 キセキもたいがいなんですが、他2頭よりマシだったのは、いくらかは長い期間をとったし、前哨戦も使ったからという気はしますね。

 今回の3頭のみならず、エルコンドルパサー以降、長い滞在期間を設けたうえで、凱旋門賞に臨む馬は出てきていません。それでも2着や3着は数度あるので、絶対に長期滞在しないと100%勝てないってことはないんでしょうが、するにこしたことはないと思います。

 

 もちろん、渡航費用もろもろ筆者が出すわけじゃないんですが……。現状、一番現実的なのがこれですね。ていうか、現地の芝に苦戦するって、これまでの経験上わかってることじゃないんでしょうかね? オルフェーヴルのような怪物ならいざしらず、普通のGⅠ馬が、ぶっつけで適応してくれるかもしれない☆ みたいな浅はかさで挑戦するようなものなんですかね……。

 

・がっつり欧州血統で馬産する

 いまの日本競馬は、サンデーサイレンス系が多くを占め、ついでキングカメハメハを経由するキングマンボーミスタープロスペクター系が主流ですね。日本の軽い芝に適合した血統と言われています。

 いっぽう、凱旋門賞が行われるフランスをはじめとした欧州では、ガリレオガリレオガリレオ。それこそひと昔前の日本のGⅠにサンデーサイレンスの産駒がいないことがなかったときのように、ガリレオ産駒ばっかりです。それ以外でも、サドラーズウェルズの血をもつ馬が非常に多いですね。

 こういう血統の馬を輸入して、日本で増やしていけば、いずれ欧州でも通用する馬ができるのでは?

 

 まず無理だと思います。走らせるのが結局日本では、日本の芝に慣れてしまうだけです。まあ、そのうえで、上に述べた長期滞在とかをすればいいかもしれませんが、血統を入れ替えただけでは、欧州血統の日本馬、ができあがるだけにすぎません。

 

 

 以上、自分なりの考えを長々と述べさせていただきました。

 

まとめ

 いかに現地の環境になれさせるか

 要点はそこだけですね。ジャパンカップはずっと日本馬が勝っているし、ドバイや香港では通用しています。レベルが天と地ほどに離れているとは思いません。

 いつの日か、伝統あるフランスの凱旋門賞で日本馬が優勝する日を夢みています。

 

 

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